手術後に続く腰痛はなぜ起きる!?
こんにちわ!
「暮らしに寄り添う整体はまだや」のまさやです!(^^)!
今回は、「腰の手術後に続く腰痛」でお悩みの方がご来店していました。
以前にも腰痛についていろいろとお話をさていただきましたが、
腰痛にはいくつかの種類があります。
詳しく知りたい方は、「知ってるだけで安心できる!腰痛の3つのタイプとその特徴」をご覧ください。
今回ご相談に来られた方は、「腰部脊柱管狭窄症」に対して手術をされていました。
【腰部脊柱管狭窄症とは???】
● 病態:腰椎の中で脊髄が通る道を脊柱管といい、この脊柱管のスペースが狭くなる病態。
● 原因:加齢による椎間板の変性や靭帯の肥厚、腰椎のずれ(すべり症)などによって引き起こされる。
● 症状:腰痛や殿部~足への放散痛・シビレ・冷え、足の筋力低下、排尿障害、間欠性跛行(歩くと症状が増悪)
● 治療:保存療法(リハビリ・コルセット・内服)、手術療法(除圧術・固定術)
といった特徴を持っています。
一般的に手術を検討されるケースとして、
● 痛みが強く日常生活に支障をきたしている
● 足の筋力低下が進行している
● 排尿障害(尿漏れ、尿が出しにくい)がある
などの症状がある際には、医師から勧められることがあります。
まだその状態に至っていなければ「経過観察」になることもありますが、
この段階でセラピストが介入して適切な身体評価を基に、
徒手療法や運動療法を行えば症状が軽減していくことは決して珍しくはありません。
今回、ご相談いただいた方は手術前にそういった機会に恵まれず、
手術を決心された方でした。
実際に手術をうけて足への放散痛は大幅に改善したけど、
腰~殿部への痛みはむしろ増悪したようで今後の生活に不安を感じておられました。
「本当に手術したことは正解だったのか?」
「これから私の体は良くなっていくのか?」
「痛みはもう変わらないのか?」
そんな不安を抱えていました。
なぜ手術後に痛みがなくならなかったのか?
腰部脊柱管狭窄症の病態は、脊柱管が狭窄されることで神経に圧迫が生じて痛み・シビレを生じさせるといわれています。
そのため、神経への圧迫を手術で除去すれば痛みが変わると考えられています。
しかし、実際にはそれだけでは十分は変化を得られないケースも多々あります。
神経以外にも影響が起きている?
実際に神経に圧迫が生じているには確かです。
しかしそれ以外にも圧迫を受けている組織があります。
それが「静脈」です。
静脈は心臓から送り出されて後の血液を回収する組織です。
とても柔軟性があり、血管内の血液量が増えた際には伸縮することができるため、「容量血管」ともいわれます。
そのため、外からの圧力でも容易につぶれてしまいます。
この静脈がつぶれることによって血液の流れが滞ってしまい、
血液のうっ滞による「むくみ」が生じます。
このむくみによって神経などの周りの組織がさらに圧迫を受けてしまうことがあるんです。
その結果、痛み・痺れにつながっていることがあります。
静脈は何から圧迫を受ける?
では静脈は何から影響を受けるのでしょうか?
下の図は、腰椎部分での脊柱管を頭側から観察した図になります。
(画像引用:坂井建雄 河田光博 著:プロメテウス 解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖 第2版)
青く空洞上のモノが静脈、
中央の黄色のツブツブしたものが脊髄から出ている神経(馬尾神経)、
その周りを包むようにある白いモノが脂肪組織です。
つまり、脂肪組織が馬尾神経・静脈を保護・固定するように囲んでいるのが脊柱管内部の状態です。
この脂肪組織は炎症や手術の影響、
関節運動が乏しく運動刺激が入らなかったりした場合に、「硬く」なってしまします。
この脂肪組織が硬くなってしまうことで、静脈を圧迫することがあるんです。
脂肪組織が変われば痛みは変わる!?
つまり、この脂肪組織の状態が変化をすれば痛みが変化する可能性は十分にあるということになります。
この部位が硬く動かなくなることで、腰から足にかけて走っている坐骨神経にも大きく影響が出てしまいます。
この神経の動きを阻害することで殿部にも症状が残ってしまうため、
丁寧に開放してあげると症状に変化が見られる人がたくさんいます。
今回のケースでもそういった神経の動きを邪魔している脂肪組織などを丁寧に時間をかけて
施術することで症状が落ち着いてきました。
症状からくる不安が変われば人生も変わる。
今回のご依頼でも正にそのような変化が得られました。
未来への希望があるとないでは人生の質は大きく変わります。
長引く痛み・シビレなどの症状でお困りの方は決してあきらめないでください。
きっとあなたに合った解決策がありますよ!(^^)!
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