知ってるだけで安心できる!腰痛の3つのタイプとその特徴
こんにちわ!
「暮らしに寄り添う整体 はまだや」のまさやです!(^^)!
11月中旬となり、高知も徐々に寒さが増してきました。
これから本格的に冷えてくる時期なので、体調変化には十分気を付けてくださいね~
今回は、「腰痛症」のタイプについて簡単にご説明していきたいと思うので、
よろしくお願いします!(^^)!
腰痛症のタイプとは???
みなさんは「トリアージ」という言葉を耳にしたことがありますか?
最近では、医療ドラマで大人気だった「コードブルー」でも良く見かけていたので、
何となく知っている方もいると思います。
【トリアージの要素】
● 犠牲者を外傷・疾病の重症度によって分類
● 治療の優先順位を決める
このような方法を用いることで、緊急の場面において「必要な方への医療提供」が迅速に行えるようになりました。
「腰痛症」にもこのトリアージという考え方があります。
この分類をすることで、
● 専門医への受診(病院・クリニック etc)
● 運動(有酸素運動・ヨガ・ピラティス etc)
● 施術(理学療法・カイロプラクティック etc)
● カウンセリング(認知行動療法・コーチング etc)
● 内服(鎮痛薬・抗不安薬)
などの対策方法に変化が出てきます。
腰痛症のトリアージ
では実際にどのように分けられるのかを見ていきましょう!
【Red flag sign】
= 重篤な疾患(ヘルニア・狭窄症・骨折・癌・内科疾患)の可能性がある腰痛
例えば、皆さんの感じる症状に置き換えると、
● 骨折の可能性:転倒・転落など、外傷後の背中の痛みで日常生活に支障が出ている
● 重篤な疾患の可能性:仰向けで静かにじっとしていても背中が痛み、楽な姿勢がない
● 神経のトラブル ①:背中だけでなく、強い痛みがお尻から膝より下まで放散する
● 神経のトラブル②:肛門周囲のしびれ・灼熱感(ジンジン)・尿が出づらいことがある
● 神経のトラブル③:足に脱力感がある(歩く際に膝が折れる、つま先立ちができない etc)
このような状態が「背中の痛み」に加えてある場合は、早急に「専門医への受診」が勧められます。
【Green light】
= 「非特異的腰痛」ともいわれ、「神経症状」や「画像所見での異常」がない予後が良好な腰痛
Red flag signがある腰痛は、「特異的腰痛」と言われ全体の約15%であり、
非特異的腰痛はなんと、約85%とされています。
この場合、「腰痛」と「姿勢・動き」に一定の関係性があったり、
楽な姿勢があることが非常に多いです。
例えば、
● 前かがみになると腰が痛む
● 身体を右にねじると痛む
● 仰向けになると痛むが、膝を立てると楽
などの具合ですね!
このような「腰痛症」では、「適切な管理・対応」をすれば徐々に症状が落ち着いてくるといわれています。
【Yellow flag sign】
= 慢性的な腰痛症・休職・長期の活動性低下へと移行する可能性がある腰痛
Green lightの状態で適切な管理・対応ができていない場合、移行してくる可能性があります。
また、痛みは脳・心理面とも非常に関係性が深く、「心的ストレス」や「価値観」によっても問題視されることがあります。
例えば、
● 私の腰痛って本当に良くなるのかな!?
● 身体を動かしたら痛くなってしまう!
● 電気・マッサージにいつも通ってます!
● 私の腰痛は良くならないって言われました。
● どうして私ばかり腰痛で悩まなくちゃいけないの!
こういった、抑うつ的・破局的・悲観的・依存的な考え方などになると、腰痛が慢性化・増悪化することがあります。
過去に出会った腰痛症
過去に病院で勤務をしていた時の経験をシェアしますね!(^^)!
足の骨折に対して手術をして一年が経過し、
足に入っていた金具を除けるための手術(抜釘術)で、術前入院をされた60歳代女性。
手術前日にお身体の状態を確認するためにリハビリ指示が出たので、僕が担当になりました。
術前評価として、足首の状態を中心にリハビリ評価をしたけど、何か違和感がある。
「ベッドから起きるとき腰をかばってる?」
そんな疑問が浮かんできて、質問してみました。
すると、
「昨日、階段を降りるときに脚を滑らせて尻もちをついてから、ちょっと腰が痛いの(-_-)↓」
って返事が返ってきた。
少しお身体の状態・動きを観察していくと、
「これって圧迫骨折が起きてる可能性が高くない?(゚Д゚)ノ」
って判断したので、早急に医師の画像検査による診察を依頼。
その結果、「腰椎圧迫骨折」が見つかり次の日の抜釘術が延期。
腰の状態が落ち着いてから手術が行われることとなりました。
こんな感じで、ただの腰痛だと思っていたら「骨折」だったというケースもあります。
もちろん、みなんさんの腰痛が全て骨折なんてことはありません。
しかし、自己判断で決めつけてしまうよりも、
医師・セラピストなどの専門知識を持っている方々の意見をしっかりと聞いてみることが大切なんです。
皆さんの抱えている腰痛がどのような症状なのか、改めて確認してみて下さい。
【「理学療法士が教える!5分でできる腰痛予防教室」のご案内】
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